BBSフォーラム2021~DXに必要なデータ活用と組織改革~

セミナーレポート

BBSフォーラム2021~DXに必要なデータ活用と組織改革~セミナーレポート

昨年11月30日に弊社主催のオンラインセミナー「BBS フォーラム2021~ DX に必要なデータ活用と組織改革」が開催されました。BBSフォーラムは、日頃お世話になっているお客様に感謝をお伝えする場として毎年開催しています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が高まる昨今、多くのお客様が変革や変化を求められています。データが新たな経営資源ともいわれ、その活用が企業存続の鍵を握るといっても過言ではありません。本講演ではDX を成功させる秘訣をさまざまな視点から考察し、業務に活かせるようなヒントを皆様にお届けしました。

開会の挨拶をする小宮社長
開会の挨拶をする小宮社長

アーンスト・アンド・ヤングの菊井様には日本だけでなくアジア圏に視野を広げ、昨今のリスク管理と今後の経営のヒントを、株式会社三越伊勢丹の北川様からは百貨店におけるDX の取り組みについてお話いただきました。

特別ゲストには東京ヤクルトスワローズで活躍された宮本慎也様をお招きし、野球におけるデータ活用やキャプテンシーなど幅広くお話を伺いました。開演に先駆け、小宮社長は「DX が叫ばれるようになって久しいものの、いまだ多くのお客様が変革や変化にご苦労されているのではないでしょうか。本講演がイノベーションのヒントになれば幸いです」と挨拶しました。

閉会の挨拶をする取締役 専務執行役員の井上典久
閉会の挨拶をする取締役 専務執行役員の井上典久

PROGRAM

講演
不正・会計・税務、3つのテーマから見るアジア経営上のリスク管理と本社対応における考察

菊井 隆正 氏
アーンスト・アンド・ヤング
グローバル統括責任者
ジャパンビジネスサービス

経営はさまざまなリスクと向き合いながら続けねばなりません。成長目覚ましいアジア圏へと視野を広げる企業にとって、欧米と比べて違いの多いビジネス環境においてどのようなリスク管理を行う必要があるのでしょうか。不正と会計、税務という3つの経営上のリスクから統計データを用いたわかりやすいスライドに加え、具体的な事例をもとに対応策について考えていきます。

菊井 隆正 氏

講演
「経営会計」のDXとサステナビリティの実現

萩原 健太 氏
株式会社ビジネスブレイン太田昭和
社長室 室長

「経営会計」とは辞書にその定義が載っている言葉ではありません。経営と会計の一体化を目指すBBSが独自の考え方として掲げているフレーズです。事業の維持とさらなる成長のためには、さまざまなデータを収集しどのように活かしていくかが重要です。創業以来お客様の事業を支えてきたBBSが考えるDX推進のためのヒントや、新たに企業が取り組むべきサステナビリティ・トランスフォーメーションの実現についてわかりやすく解説します。

萩原 健太 氏

講演
三越伊勢丹のDXの考え方と実際の取組み

北川 竜也 氏
株式会社三越伊勢丹
MD統括部
オンラインクリエイショングループ
EC運営部長

緊急事態宣言により、人々の外出が激減。三越伊勢丹の中核となる百貨店業は、2カ月もの店舗休業によって来店顧客数が大幅に減少するとともに周辺事業もあおりを受け、前年を大きく下回りました。しかし、巣篭もり需要によるECの大幅な伸びや、顧客の消費傾向の変化など新たな小売業時代の到来を予感させる変化もありました。「デジタルツールの導入がデジタル化では決してない」と考え、築いてきた価値をベースにした新たなビジネスモデルの投入など、三越伊勢丹ならではのDX事例について具体例を交えながら紹介します。

北川 竜也 氏

特別インタビュー
野球におけるデータ活用や人財育成

宮本 慎也 氏
元東京ヤクルトスワローズ

特別講演として、東京ヤクルトスワローズで活躍された宮本慎也氏からデータを使った人財育成や、リーダーシップをそれぞれの視点でご考察いただきました。宮本氏は、データは収集するだけでは意味がなく、データをどのようにマネージメントに繋げるかが重要だと話します。野村克也氏が提唱した「ID野球」に取り組まれ、実践してきた野球データの活用方法や、指導者の対応力など幅広くお話を伺いました。

宮本 慎也 氏