「ニューノーマル時代における事業課題調査2021」調査レポートを公開しました

ニューノーマル時代における事業課題調査2021
~デジタルトランスフォーメーション(DX)前進の兆し~

経営者・役職者にとっての事業課題トップは「人財不足」
資本金1億円以上はデジタルトランスフォーメーション(DX)重視
資本金1億円未満は新規顧客の獲得が急務の事業課題という結果に

株式会社ビジネスブレイン太田昭和(本社:東京都港区、代表取締役社長 小宮 一浩、以下BBS)は、企業に勤める1,000名を対象に、直近1年での事業課題調査を行いました。

【主な調査結果】
■経営者と役職者が考える事業課題
第1位:企業における量的・質的な人財不足 28.5%
第2位:既存事業の継続 26.1%
第3位:新規事業の立ち上げ 23.3%

■企業規模がもたらす事業課題の差
資本金1億円未満の企業:新規顧客の獲得
資本金1億円以上の企業:デジタル化(DX)の推進

■DXやIT投資への強い意向
500万円以上の投資は30%超、1,000万円以上の投資を行おうとしている企業は20%超

■経営者と役職者が考える事業課題(直近1年間)の1位は「組織における量的・質的な人財不足」

「勤務先全体における直近1年間での事業課題として、当てはまるものをすべてお選びください」との質問に対し、「経営者」と「正社員(役職あり)」(以下、役職者と記す)に絞って回答を見ると「人材の獲得、強化、育成」が最も高く28.5%で、人財における課題はいつでも変わらない事業課題であることがわかりました。また、新型コロナウイルス感染症の影響で、既存事業をいかに継続させて行くかが課題になったとみられ、「既存事業の継続」の割合が人財の課題に次いで26.1%、「新規事業の立ち上げ」が23.3%となりました。
企業としては、攻守ともに事業課題に向き合っており、さらに売り上げや利益確保のために、「新規顧客獲得」と「収益率の改善(コスト削減)」に努めたことも明らかになり、事業を継続させていくために企業としては攻めも守りも迫られていることがわかりました。

■企業規模がもたらす事業課題(直近1年間)の差、1位は「デジタル化(DX)の推進」

企業規模別に事業課題(直近1年間)を分析したところ、「新規顧客獲得」と「デジタル化(DX)の推進」に顕著な差がありました。資本金1億円未満の企業が一番課題だと感じている「新規顧客獲得」は、資本金1億円以上の企業との差が12.8ポイントと大きい開きとなりました。
一方、資本金1億円以上の会社が課題だと感じている「デジタル化(DX)の推進」は、資本金1億円未満の企業との差が15.9ポイントと、最も大きい差が生じました。
企業としての体力を資本金だけでは図りかねますが、企業規模が小さいほど新規顧客獲得に奔走したといえます。DX以前に取り組むべき課題として、企業規模が小さいほどより既存の事業継続に集中し、DXのような新しい事業課題に取り組みにくい現状があると言えるでしょう。
一方、DX自体の浸透が、資本金1億円以上の規模の企業にとってはハードルが高いといえる結果にもなりました。

■DXやIT投資への強い意向

事業課題の対応や解決のための策定予定の予算について調査を行いました。
DXやIT投資について「費用を使わない」と回答しているのは2%台と極めて低く、100万円以上の投資を行う企業割合はおよそ50%を占めました。500万円以上の投資は30%超、1,000万円以上の投資を行おうとしている企業で区切っても20%超あります。予算規模は異なるにしても、投資を行おうとしている姿勢は他の事業課題よりも強い傾向がみられました。

企業規模(資本金)別事業課題の認識の差

■調査概要
・実施期間:2021年2月18日~19日
・対象者数:1,000名
・役職:正社員(役職なし)・正社員(役職あり)、経営者・役員
・調査方法:インターネット調査
・その他の詳細は、BBS HPよりダウンロードが可能です。
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※本調査結果をご使用される際は、【株式会社ビジネスブレイン太田昭和(BBS)調べ】とご記載いただけましたら幸いでございます。

【株式会社ビジネスブレイン太田昭和(BBS)について】
会社名:株式会社ビジネスブレイン太田昭和(https://www.bbs.co.jp/
代表者:代表取締役社長 小宮 一浩
設立:1967年8月25日
所在地:東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル21F
事業内容: 経営会計およびシステムコンサルティング、ビジネスシステム開発、マネージメントサービス(BPO)等