PMO支援コンサルティング
株式会社西武ホールディングス
設立:2006年2月3日
本社所在地:東京都豊島区南池袋一丁目16番15号
従業員数:323名(2024年3月31日現在)
事業内容:鉄道、バス、ホテル、レジャー、不動産など
迅速な経営改革に対応できる会計システムが必要だった
スピーディな経営改革が急務であり、環境の変化に柔軟に対応できる会計システムの構築が求められていた。会計システムの機能の最大活用とバージョンアップに係る負担軽減
従来の会計システムには多くのアドオン開発を実施していたため、バージョンアップを容易に適用できず、新機能は利用できなかった。出社を前提とした紙中心の業務プロセスが多かった
紙書類での確認や決裁など、出社を前提とした業務プロセスが多く、効率化を図る必要があった。新たなシステム導入プロジェクトのPMOとしてプロジェクト管理を実施し、品質向上に貢献するサービスです。管理手法としては3つのアプローチを用いており、1つ目はプロジェクト全体の事務局として管理する手法です。2つ目は、第三者としてプロジェクトの運営状況を評価し、問題がある場合は、原因の分析と改善案の提案を行う手法。3つ目は、プロジェクト推進時に必要となる内部リソースの役割を担い、情報システム担当だけではなく、業務ユーザー側の支援も実施する手法です。
経営改革のスピードを加速
新しい会計システムを構築
経理部門の業務効率化を実現
西武ホールディングス様は、西武鉄道の源流の1社、武蔵野鉄道が1912年に設立されて以降、100年以上にわたって豊かな暮らしの実現や地域の街づくりに貢献してきた。鉄道、ホテル・レジャー、不動産など幅広い事業を展開している同社グループは、近年大きなビジネスモデルの転換を実行している。背景には、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、鉄道やホテルの利用者が激減し業績に大きな影響を及ぼしたことがある。このため、鉄道やホテルなど資産の保有を前提とした従来のビジネスモデルを転換し、保有資産の「開発」「運用・運営」「売却」「再投資」というサイクルを回して収益を拡大する“キャピタルリサイクル”のビジネスモデルへのシフトを加速している。こうした経営改革をスピーディに進めるため、DX経営の基盤づくりも並行して進めており、その一環としてグループ各社が共通で使用する会計システムを構築。BBSは要件定義の段階からプロジェクトに参画し、新システムの稼働までをサポートした。さらに、経費精算システムや資金管理システムなど、他領域での支援も継続している。
ERPパッケージは新技術の採用により機能面で年々進化を遂げている一方で、それらの導入は依然複雑なままです。
スケジュールどおりにシステム稼働を迎えられない、構築したシステムが業務内容に完全一致しない、予算以上の費用が発生するなど、これらはシステム導入プロジェクトにおいて多くの企業が抱えている課題です。
BBSでは、3つのコントロールを実践することでERP導入プロジェクトの成功をサポートします。的確なプロジェクト管理を通じて、お客様の人的スキルなどの潜在的な能力を最大限引き出すとともに、コスト抑制に貢献します。
BBSでは、3種類のアプローチを用いてシステム導入プロジェクトの品質向上に貢献します。
当社グループは、過去3年間にわたり、コロナという予期せぬ事態を乗り越え、外部環境の変化に動じない強固な企業体質を築くため、経営改革を断行してきました。この変革期において、DX経営の基盤整備は急務であり、会計システムの再構築をBBSとともに進めてきました。変化する環境に柔軟に対応しながら、新しい会計システムを迅速に稼働させたことは、経営改革を推進するうえで極めて重要な役割を果たしました。このプロジェクトの成功に向けて緻密な計画を立て、サポートしてくれたBBSに心から感謝しています。
執行役員 石田 尚子 様
コロナによって出社が制限されたことで、社内業務のデジタル化やペーパーレス化、テレワークをはじめとするDX経営へのシフトがいかに重要かを実感しました。新しい会計システムの導入後は紙の書類は急激に減り、経理部門だけでなくグループ全体でデジタル化への意識が高まってきていると思います。また、当社は鉄道やホテルなど幅広い事業を展開しているため、グループ共通で使用できるシステムの構築は難易度が高いと思っていましたが、BBSはこうした当社の実情や課題を深く理解したうえで、最適な提案やアドバイスをしてくれました。
経理部 マネジャー 金國 善治 様
従来の会計システムは、アドオンを繰り返しながら10年ほど運用を続けていました。会社の経営改革にともない会計システムの再構築が必要となったため、BBSにシステム要件定義の段階からPMOのサポートをお願いしました。新システムの構築にあたり、経理部門の業務内容を精査し改善を図りましたが、BBSは強力なリーダーシップで私たちを引っ張り、第三者の視点から的確に改善案を提案してくれました。当社にとってはこうした面も非常にありがたく、今後予定している人事領域においても引き続き協力をお願いできればと思っています。
情報システム部 課長補佐 佐藤 昌俊 様
当社のバックオフィス業務のDX化に向けて、BBSがPMOをサポートしてくれたことはグループ内に良い影響を与えています。とくにBBSのファシリテーションはスムーズで、私自身もBBS社員を手本としながら、社内の会議でもゴールを明確にして会議を円滑に進めようという意識が強くなりました。また、システム面では、いわゆる発生源入力のプロセスに変わったことも大きな成果です。これにより、数字の動きに対する社員の責任感が強まり、リテラシーが向上したと思います。今後も、当社とともに伴走しながら連携を深めていただきたいです。
経理部 豊嶋 洸樹 様
インタビューありがとうございました。
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