• 1月に緊急事態宣言が11都道府県に再発令され、再び在宅勤務となった職場も多いと思います。在宅勤務では上司と部下が離れて仕事をする場合の評価が問題になることがありますが、評価の基準と項目が予め決まっていれば、離れていても評価はできると考えます。
  • 近年、評価制度を見直した企業の評価体系は『成果(業績)』と『行動』の2軸になっていることが多いですが、この『行動』の評価は、離れている場合は難しくなると感じることがあります。行動評価とは、高い成果に繋がる意識や実行ができているかを評価するものです。一挙手一投足を実際に見て評価するものではありません。例えば、行動評価項目でよくある『時間管理』であれば、作業タスクの洗い出しと計画化ができているか、その計画どおりにタスクの消化ができているかは、仕事のアウトプットで確認することができ、離れていても評価ができないものではありません。
  • 「行動評価は離れていてもできる」が私の結論ですが、離れている場合の注意事項があります。それは離れていると「仕事を見ていないのに評価できるはずがない」と部下が感じ、評価に不信感を持つ場合があるということです。これは、上司部下の拠点が離れている場合にも頻出する意見です。
  • ただし、この意見も適切に評価をフィードバックすることで徐々になくなっていきます。仕事のアウトプットや状況をもとに、どのような『行動』を評価したかを伝え、現在、できている点・不足している点を共有することで、離れていても評価ができることが部下にも伝わるでしょう。