経理自動化RPAシステムの構築

ミサワホーム株式会社様

経理財務シェアードをプロジェクト発足から支援 フルアウトソーシングで大幅なコスト削減に貢献

経理財務シェアードをプロジェクト発足から支援 フルアウトソーシングで大幅なコスト削減に貢献

お客様プロフィール

ミサワホーム株式会社

創立:2003年8月1日
本社所在地:東京都新宿区西新宿二丁目4番1号
従業員数(連結):8,859名(2018年3月末現在)
事業内容:「ミサワホーム」の企画・設計開発、住宅部品の開発、街づくり事業、環境事業、新素材開発など

ミサワホーム株式会社

背景・課題

人手による残高の突合作業で抱えていた3つの課題

  1. 管理科目が多く工数がかさむ

    勘定明細作成は総勘定元帳データをダウンロードし、EXCELで消込~突合確認を実施していたが約50科目分と管理科目が多く相当の工数を要していた。
  2. 内容の調査に集中できない

    突合作業に工数をとられ、作成した明細残高、試算表残高間の不整合に関する十分な調査ができない。
  3. 業務効率が上がらない

    人手による残高の突合作業は負荷が大きく、本来リソースを注ぐべき業務効率や業務品質の向上を妨げる障壁となっていた。

BBSの提案・サポート

RPAシステムで、こう解決!

概要

一戸建て注文住宅や分譲住宅など住宅の設計、製造販売、施工のほか街づくり事業、ストック事業、海外事業なども行うハウスメーカーであるミサワホーム株式会社 様。2013年から業務改革の一環として経理業務の標準化と集約化で業務効率の向上をめざし、経理センターを立ち上げられました。BBSはコンサルティングからこのプロジェクトに参画。BPO(BusinessProcessOutsourcing)サービスの提供やRPA(Robotic Process Automation)システムの構築など、同社の経理財務業務の抜本的な効率化を支援しています。

BBSの経理財務シェアードBPO を選定したポイント

BBSの経理財務シェアードBPO を選定したポイント

ミサワホーム株式会社様における業務改革推進プロジェクトとBBSのサービス

ミサワホーム様は、経理業務のシェアードサービスを連結子会社に提供することで、業務効率および業務品質の向上やコスト削減、グループ資金の有効活用などに取り組むとともに、決算の早期化をめざす、業務改革推進プロジェクトを2013年1月より開始。全国の地域別に展開していた販売子会社の経理シェアードサービス化からスタート。
BBSは、プロジェクト発足当初よりミサワホーム様へコンサルティングとして参画。共同で経理財務業務をはじめとした間接業務全体の効率化・標準化やペーパーレス化、業務運営の基盤となる情報システムの有効活用などを支援してきました。2014年には、BBSが熊本に開設したBPOセンター、株式会社BBSアウトソーシング熊本へ業務を移管。
ミサワホーム経理センター(東京都新宿区)と株式会社BBSアウトソーシング熊本で、人財交流を開始。相互の拠点に人財を常駐させることで、業務処理ルールの浸透やナレッジの蓄積、コミュニケーションの円滑化および生産性の向上に取り組んでいる。

経理・財務フルアウトソーシング

経理財務の通常業務から高度な専門サービスまで「地に足のついたサービス」を提供します

BBSは、お客様のさまざまな課題解決をご支援するために、公認会計士・税理士・BPOコンサルタントなど多数のプロフェッショナルによって経理財務の通常業務から高度な専門サービスまで「地に足のついたサービス」を提供します。日本企業(上場・非上場)や外資系企業日本法人など会社形態・会社規模・経理体制に応じて、お客様のご要望に合わせたサービスメニューをご用意しています。豊富な経験に基づき、業務移管中や移管後の品質を高く維持するためのノウハウを方法論化。移管後のトラブルを最小限に抑え、高いパフォーマンスを発揮いたします。

経理財務BPO
サービスメニュー・導入効果

High Value BPO

BPOの安定運用を前提とした、多様なニーズに対応

BBSは、創業以来、約50年間にわたって経理財務、営業支援、購買、人事など、さまざまな業務分野のBPOサービスを提供しています。特長として、通常のBPOサービスでは、お客様が外部化したい定型業務の受け皿としてご支援することで、コスト削減に貢献します。「High Value BPO」は、通常のBPOに加え、専門知識を持ち実務に精通した各分野のプロフェッショナルによる、組織横断的な業務改革(標準化・集約化など)を実現するための継続的なサービスを提供します。

顧客の業務(イメージ) BBSのBPOモデル

「経理財務シェアードBPO」導入効果

高度なBPOサービスの提供やRPAシステムの構築で経理財務業務の効率化・コスト削減に貢献

2013年よりグループ内の経理などの間接業務を標準化・集約化するシェアードサービスの導入を決めたミサワホーム株式会社様。経理センターを設置し、決算処理業務や入出金処理業務、会計処理業務を代行させる取り組みをスタートさせる。BBSはプロジェクト発足時から参画し、翌2014年には熊本BPOセンターに経理業務を段階的に移管。経費精算をはじめ、債権・債務管理、決算などの業務に対応し、業務の標準化や効率化、コスト削減に貢献した。より効率化を図るため2017年10月からRPAを導入し、2018年4月には本格的に運用を開始。これまで人手を割いていた勘定明細作成業務を自動化したことで、月間400時間の業務時間を削減し、働き方改革にもつながった。現在同社では業務改革だけでなく経理人財の育成にも着手。定期的な意見や情報交換の場を設け、業務のさらなる高度化の支援を続けている。

  1. 人の作業を代行するロボット「RPA」の導入で

    DX推進に貢献し、さらなる競争力獲得へ

  2. WEB会議を活用した人財交流でスピーディに問題解決

    決算作業にかかる工数を2週間から1週間に短縮

  3. 今は時代の変革期。経済状況の悪化など人財採用が困難でも

    アウトソーシングで業務効率化とコスト削減を実現

お客様の声

働き方が変わったコロナ禍でも決算が早期化できた

実はコロナ禍にもかかわらず、これまで2週間かかっていた決算作業を、1週間に短縮できています。改めてBBSが助けてくれていることを実感しましたね。これまでも会議は定期的に実施していましたが、遠隔地にいる担当者の都合によっては調整が難しいこともありました。BBSのさまざまな支援とともに、コロナ禍で働き方が大きく変わり、WEB会議の活用で問題の解決が格段に早くなり、さらなる業務の効率化が進んでいる状況です。

執行役員 経営企画本部 副本部長 苅米 信俊 様

執行役員 経営企画本部 副本部長 苅米 信俊 様

到達点を迎えた管理部門のスリム化。次は人財の育成に注力したい

弊社のシェアードサービスは徹底した業務改善と効率化が実施され、個人として一つの到達点に至った気がしています。当初想定していた効率化がなされ、当初の目的は完遂できたといっていいでしょう。次にめざすのは自社の中で数字を把握し経営判断ができる人財を育て、求められる現場へ送り出していくことです。そうしたところへ力を注げるのも、BBSのサポートを受けながら日々の会計業務や決算会計をこなせているからこそだと感じています。

財務経理部長 滑川 智之 様

財務経理部長 滑川 智之 様

相互の人財交流でルールの理解を深め、業務改善につとめる

経理業務を委託するにあたって経理業務以外も含めて弊社のことを理解していただくために、弊社とBBSでは人財交流を行っています。2017年から1年に1名、リーダーレベルの方に新宿の本社で常駐してもらい、マニュアルに書ききれない業務の一連の流れや知識を体得し、BPOセンターがある熊本に持ち帰り、現場でシェアしてもらうのが目的です。逆にミサワホームからも1名が熊本に常駐し、それぞれの拠点で稼働することで業務を円滑に進めていくことができています。

財務経理部 経理センター 担当部長 永見 浩二 様

財務経理部 経理センター 担当部長 永見 浩二 様