BBSグループの気候変動に対する方針
- 株式会社ビジネスブレイン太田昭和
- 代表取締役社長 小宮 一浩
基本的な考え方
近年、地球温暖化がもたらす影響により、世界規模で異常気象やこれまでに無い大規模な自然災害が増加しています。私たちの身近においても、台風、猛暑、大積雪、集中豪雨、森林火災、洪水などが発生しており、事業活動のみならず人々の生活にも甚大な被害が及んでいます。
温暖化の原因は、CO2など温室効果ガスの大気中濃度が高まることであると、現代の科学によって明らかになってきました。このままでは、地球温暖化は急速に進み、世界の平均気温の更なる上昇が、食糧危機、水資源危機、新たなパンデミック、生態系破壊、海面上昇など、これまでの想定を超える事態を引き起こすことになります。
この大きな課題を解決するためには、世界のあらゆる国家はもとより、地域行政、民間ビジネス、個人などのアクターが協力して立ち向っていかなければなりません。
2015年12月に採択された「パリ協定」は、世界の気温上昇を産業革命前から2℃より十分低い水準に抑えることを目標として動き始めました。現在では脱炭素社会の早期実現、具体的には2050年ネットゼロを実現することが命題となり、この動きに沿った「1.5℃以内」という高い目標を、すでに多くの企業が掲げるようになりました。
私たちBBSグループは、このような情勢を理解し、自社の温室効果ガス排出量の削減目標を設定します。またこのことにより、弊社グループのお客様企業のScope3削減にも貢献できると考えています。
温室効果ガス削減目標
BBSグループは、気候変動に対する方針に基づき、また、「パリ協定」にて採択された産業革命前からの気温上昇2℃の目標をさらに抑制した1.5℃を目指し、次の環境目標を設定します。
区分 | 2030年度目標 | 2050年度目標 |
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Scope1+2 | BBSグループの温室効果ガス排出量30%削減(2019年度比) | BBSグループの温室効果ガス排出量ネットゼロ |
参加しているイニシアティブおよび環境活動
気候変動イニシアティブ(JCI:Japan Climate Initiative)
BBSグループは、気候変動問題及び環境課題への対応が重要な経営課題のひとつであると強く認識しております。環境課題への取り組みを推進するため、脱炭素社会の実現を目指すネットワーク「気候変動イニシアティブ(JCI:Japan Climate Initiative)」に参加しております。
BBSグループは、JCIから日本政府へのメッセージ「いまこそ再生可能エネルギーの導入加速をエネルギー危機の中でも気候変動対策の強化を求める」に賛同し、2030年に40%~50%の再生可能エネルギー導入を可能とするクリーンエネルギー戦略の策定を求めます。
CDP
BBSグループは、グローバルな環境課題に関するエンゲージメント(働きかけ)による改善に努めるNGO組織のCDPが行う、気候変動に関する質問書への回答を実施しました。
@CDP #DisclosureWorks
「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」の認証取得
当社は、本社所在地の東京都港区が推進する「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」の活動に賛同し、オフィス造作部に一定量の国産木材を使用することで二酸化炭素の固定に努め、本認証を取得しました。 詳細はこちら
- 制定日:2020年11月
- 最終改定日:2022年12月