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今回も、「ERP導入の進め方」における「プロジェクト管理」をテーマにしたいと思います。
プロジェクト管理のなかでも、経営層とのコミュニケーション関して説明いたします。
これまでシステム導入に関わってこなかった経営層はシステム導入に対して誤った認識を持つことがあります。プロジェクトマネージャーは経営者に正しい認識を持ってもらえるようにコミュニケーションを取る必要があります。
⇒ERPは道具であり使い方によって効果が変わることを理解してもらう。
システムを導入すれば自動的に生産性が向上し、在庫が減り、省力化できるものではないことを説明する。
(例)購買部門が欠品対策に追われて、コストダウンにかける時間が10%以下なのに、ERP投資で購買コストダウンができるという誤解
⇒自社の特徴や業界でのポジショニングを客観的に判断してトップに進言する。
⇒実態を報告して、現行システムを白紙にして再構築する際のリスクも説明したうえで全面再構築を行う。この時は、あるべき姿の機能フローを作成して適合するERPを選択し、現状業務・現状システムをいったん白紙にしてERPの業務フローで仕事が回るかどうかを検討する必要があることを説明する。
⇒重複入力を是正する程度では大きな生産性向上は見込めず、システム投資に見合う効果は期待できないケースが多い。
ITと業務プロセスを一体で改革することで大きな効果が見込めることをトップに認識してもらい、トップから現場に改革の必要性を指示してもらう。
⇒現場の実績データを自動で収集するようなMESの導入に傾くが、そもそも精緻な工程マスタのメンテナンスができる組織であるか、体制を構築できるかの確認が必要であることを説明する。
⇒従業員はトップの意向を敏感に反応する。
(例)
いかがでしたでしょうか?
次回は「変更管理編」にて業務改革ついて説明いたします。
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激変する調達/購買環境を乗り越え、企業価値向上につながる調達/購買DXの進め方
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